頂点とドン底を味わったガリアーノ
- cafe and ...
- Dec 20, 2024
- 3 min read
Updated: Jan 26
🌎 地球時間を楽しむ 🌎
毎度のことながら
気づかず見逃してた映画
ジョン・ガリアーノ
~ 世界一愚かな天才デザイナー

いやぁ~Lucky
見られる~
と気づいた時が
上映開始まであと30分
駅から走りました
心拍数があげあげで
座席に滑り込みました
少し始まっていたけれど
映画館で映画を見たい気分が消えず
上映中の映画を調べたの
そしたらね
ヒットしたの
これを逃したら
次回がいつになることか…
彼のことご存じですか?
一斉を風靡したデザイナーなんです
イギリスのデザイナーがフランスの
しかもクチュールデザイナーに抜擢されて
それもディオール
ホント驚いたものです
幸か不幸か
彼のデザインは着る人を選んでいたので
私が着られるわけもなく…
そして個人的にも
スゴイな~
とは思っても
着たいな~
と思ったことはなくて
例えば
コムデギャルソンの川久保玲さん
とか
Yoji Yamamotoの山本耀司さん
とか
黒を美しくデザインする方はいても
彼のように
色をあれだけ使い
デザインが独創的なデザイナーって
あまりいないように思うのです
ちなみに黒や白って
デザインで価格帯が判っちゃうから
着こなすのが実は難しい
痩せて見えるから~
なんて安いの着てるとスグ判る
デザインとは恐ろしい
さてガリアーノ
彼の事件はショッキングで
何があったの~
と思ってた
事の真相なんて
業界のトップにいなければ耳に入らないから
あきらめてたけど
思いがけず知れて良かった
本当に
何があった?
って思ってた
脚光を浴びれば浴びるほど
目が虚ろだし
デザイナーがなぜそんな役者じみた…
と思うような姿が気になってたし
今回のドキュメンタリーで
全容の半分くらいは解ったかな
ちょっと同情
そして
そこからは自分次第なんだよ~
ボーダーを越えられなかったのね
って思った
それでも彼は彼なりに
失敗を糧に
時々やらかしているみたいだけど
デザインの世界に戻ってきた
そこには業界の中心にいる人々の
支えあってのことだけど
ファッションの世界に復帰
彼はファッション界に必要な天才
守らなければいけない
という言葉をよく耳にしてて
あの頃は解らなかったのだけど
彼のいなくなった世界が
どんなにつまらないものだったかを
見ているので-
あの
ワクワクする
彼の世界を楽しみにしている
頂点から降りたのは
失敗ではなく
彼にとって必要な過程だったのかな?
本人の言葉に誠実さを感じたから
そう思います
愛情を込めて言わせてもらうなら
この少し世間知らずで
ネガティブで
自分の世界で生きてきた
モノスゴイ想像力を持ち合わせている
ジョンが、再び創造する世界で
デザインしている事を
心から喜んでる
よいドキュメンタリーでした
Comments