あの場所へ public talk show
- cafe and ...
- Aug 29
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Updated: 6 days ago
🌎 地球時間を楽しむ 🌎
会場で、3名の
長野を代表とする方
のトーク

トップバッターは漆器の方
漆器作家が、熱を帯びた口調で言う
ぜひ良いものを長く使ってください
先日、お子さんのために
漆器を購入された方から
子供がよくご飯を食べるようになりました
食器を大事に扱うようになりました
と報告を受けてうれしかった と
みずからの手で創り出されたものが
誰かの何かを変える…
それが、まだ無意識の子供に
変化を与えるなんて
うれしいですよね
ありがたい事に
実家では当たり前のように
目にし
使っていたものたち は
今でも生活の一部となってます
長い時間ー
100年以上
あらゆる場面で使われた物たちは
今では骨董品と呼ばれています
それらを大事に、
でも日常的に
暮らしの中で使っていた
子供時代の記憶ー
民藝活動の作家さん達の作品を
どこにでもある物
位にしか思っていなかったあの頃
実は
よい経験-
扱い方や感触
を、体に染み込ませて貰ってました
今はもう、体が覚えているので
感覚で物を判別
出来るようになっている
つまり見る目も
育てられた
という事ですね
子供のために
工芸作家さんの食器を求めた方のお子さんも
食器だけでなく
物を見極める目 を
両親が与えてくれたんだよ~
良かったね
と思う
ステキな話が聞けました

場所を移動し
聞きなれた口調で
ゆっくりと言葉を紡ぎだす
日本橋~鎌倉山と暮らした方が
突然移り住んだのが松本
それも中心地から
車で小1時間かけ
山へと登ってゆく
そんな場所
移り住んだ理由
今、力をいれて制作しているもの
話すことは苦手といいながらも
次々と言葉が続き
引き込まれる
受け継ぎ
繋げてゆく
これが根底に
そんな事を強く感じました
30代で初めての弟子を受け入れて
弟子は
住込みで衣食を共にし
師匠からあらゆる薫風を受ける
教える世界でなく
見て
覚えて
盗む
世界
師匠のいう事は絶対
故に
師匠が与える影響は大きい
師匠もまた
大事なひとりの人生を背負っている
これを忘れてはいけない
それは
命がけです
と…
今は時代が違うので
同じやり方では続かないし
年齢も年齢なので
弟子をとっていないそう
進行役の方が
何人くらいを育てられましたか?
とよい質問を
その答えは少し意外な気がした
20人くらいですね
もっといると思った
でも同時に
それ以上は無理だよね
とも思った
ドイツからインターンにきた方から
なぜ日本にはよい制度(丁稚奉公の事)
があったのに消えてしまったのですか?
復活させるべきです
ドイツにはマイスター制度があります
と言われたそう
ぜひとも伝統をつなげてゆきたいので
出来る手伝いは惜しみなくしたい と
日本の伝統文化と技術を繋げてゆくためにも
便利で安価なものだけを選ぶのでなく
良いものを
長く
大事に
出来れば手入れをしながら
使い続けて頂きたいなぁと思います
それは心をも育てることに繋がるので


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